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システムキッチンに食洗機はいらない?手洗い派が感じる理由と快適な生活の工夫

システムキッチンに食洗機はいらない?手洗い派が感じる理由と快適な生活の工夫

システムキッチンへの食洗機導入を検討する際、その必要性に疑問を感じる声は少なくありません。
特に、大切にしている食器の種類や、日々の家事のルーティンを考慮すると、食洗機が必ずしも最適な選択肢とは限らないと考える方もいるでしょう。
また、食洗機を導入しない場合、どのような生活スタイルが待っているのか、それに伴う工夫にも関心が集まっています。
今回は、食洗機を「いらない」と判断する具体的な理由と、手洗いを中心としたキッチンライフにおける課題やその解決策について詳しく解説していきます。

システムキッチンに食洗機を「いらない」と判断する具体的な理由

金縁食器など洗えない食器の種類が多く手間

食洗機を導入しない選択をする理由の一つとして、洗えない食器の種類が多いことが挙げられます。
特に、金縁や銀縁があしらわれた装飾性の高い食器、繊細な絵柄が施された陶磁器などは、高温や洗剤の化学反応によって変色したり、絵柄が剥がれたりするリスクがあります。
また、木製のカトラリーや漆器、一部のガラス製品なども、食洗機の強い水流や熱に耐えられない場合があります。
これらのデリケートな食器を別途手洗いする必要が生じると、食洗機で洗えるものだけをまとめて処理する効率性が損なわれ、かえって手間が増えてしまうという判断に至ることがあります。

手洗いの方が食器の傷みや破損のリスクが低い

個々の食器を丁寧に扱うことができる手洗いには、食洗機では避けきれないリスクを低減できるという利点があります。
食洗機は、強力な水流や高温、洗剤の力で一気に洗浄するため、食器同士がぶつかり合って欠けたり割れたりする可能性がゼロではありません。
また、繰り返し洗浄することで、食器表面のコーティングが徐々に剥がれたり、目に見えない微細な傷がついたりすることも考えられます。
特に、長年愛用しているお気に入りの食器や、美術品のような価値のある器に対しては、自身の感覚で優しく洗い上げる手洗いのほうが、傷みや破損のリスクを最小限に抑えられるという安心感を得られるため、食洗機を敬遠する方がいます。

食器の種類で洗浄コースを選ぶ判断が面倒

食洗機には、通常、標準、強力、節水、乾燥のみなど、複数の洗浄コースが搭載されていますが、それぞれのコースがどのような食器や汚れに適しているのかを把握し、適切に選択することは、意外と手間のかかる作業です。
例えば、油汚れのひどい調理器具は強力コース、デリケートな食器はソフトコースといった判断が必要になりますが、食器の種類や素材、汚れの度合いを都度確認し、最適な洗浄コースを選び出すプロセスが煩わしく感じられることがあります。
このような設定や判断に時間を取られることを避けたいと考える場合、手軽に始められる手洗いに軍配が上がることも少なくありません。

食洗機を使わない手洗い生活の課題と工夫は?

食器乾燥は自然乾燥と拭き上げで対応

食洗機を導入しない場合、洗浄後の食器をどう乾燥させるかが一つの課題となりますが、自然乾燥や拭き上げといった方法で十分に対応可能です。
通気性の良い食器棚に並べて自然乾燥させるか、水切りカゴに立てかけて乾かす方法があります。
また、吸水性の高いマイクロファイバークロスなどを用いて丁寧に拭き上げることで、水滴の跡を残さず、衛生的に保管することができます。
それぞれの方法には、省スペースで済む、食器の取り扱いが丁寧になる、といったメリットがある一方で、乾燥に時間がかかる、拭き上げの手間がかかる、といった側面もありますので、ご自身のライフスタイルやキッチンのスペースに合わせて最適な方法を選択することが大切です。

水切りカゴを置かずシンク周りを広く使用

キッチン周りのスペースを有効活用し、常にすっきりとした状態を保ちたいと考える場合、水切りカゴの設置を見送るという選択肢も有効です。
水切りカゴは、使用頻度の高い食器を一時的に置いておくのに便利ですが、その存在がキッチンの作業スペースを圧迫したり、生活感が出てしまったりすることがあります。
水切りカゴを置かない生活では、洗浄後の食器を乾燥シートの上に並べて乾かしたり、拭き上げ後すぐに食器棚に片付けたりする習慣を身につけることで、シンク周りを広々と使うことができ、調理や配膳の際の動線がスムーズになります。

調理器具や鍋は手洗い

特に、油汚れがこびりつきやすいフライパンや、焦げ付きの可能性がある鍋、サイズが大きくて食洗機に入りきらない調理器具などは、手洗いで丁寧に汚れを落とすことが推奨されます。
食洗機では、これらの頑固な汚れを完全に落としきれなかったり、素材によっては傷をつけてしまったりする可能性があります。
そのため、スポンジやたわし、ブラシなどを使い分け、洗剤をしっかりと泡立ててから優しく洗うことが、調理器具を長持ちさせるための鍵となります。
必要に応じて重曹やクエン酸などの自然素材を活用し、素材の特性に合わせた洗い方を心がけることで、新品のような状態を長く保つことができます。

まとめ

システムキッチンへの食洗機導入を「いらない」と判断する背景には、洗えない食器の存在や、手洗いならではの丁寧な扱いへのこだわり、そしてコース選択の手間など、様々な要因が絡み合っています。
一方で、食洗機を使わない手洗い中心の生活においても、自然乾燥や拭き上げによる食器の乾燥、水切りカゴを置かないことによるスペースの確保、調理器具などの個別丁寧な洗浄といった工夫次第で、快適なキッチンライフを送ることが可能です。
食洗機はあくまで便利なツールの一つであり、ご自身の価値観やライフスタイルに最も合った方法を選択することが、日々の満足度を高める鍵となるでしょう。

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