お問い合わせ

079-253-1866

AM 9:00 ~ PM 6:00
(定休日:毎週水曜、第2・第4火曜)

ico-menu
ico-close
ico-arrow-up
  • お役立ちコラム

風呂浴槽交換の総額がわかる!費用内訳と追加工事の注意点

風呂浴槽交換の総額がわかる!費用内訳と追加工事の注意点

日々の暮らしを支える浴室は、リフレッシュ空間であると同時に、住まいの機能性にも直結する部分です。
特に浴槽は、その古さやデザイン、機能性によって、バスタイムの満足度や浴室全体の雰囲気を大きく左右します。
自宅の浴槽交換を検討する際には、どのような選択肢があり、総額としてどの程度の予算を見積もれば良いのか、多くの方が関心を抱かれることでしょう。
ここでは、浴槽交換の費用について、基本となる相場から、素材や設置方法による違い、そして予期せぬ追加費用まで、知っておくべき情報をご紹介します。

風呂の浴槽交換の総額

浴槽交換の平均費用

一般的に、浴槽交換にかかる総額は、浴槽本体の価格に加えて、既存浴槽の撤去・処分費用、新しい浴槽の搬入・設置工事費、配管接続工事費、そして周囲の仕上げ工事費などをすべて含めると、おおよそ20万円から50万円程度が目安となります。
ただし、これはあくまで平均的な範囲であり、選択する浴槽のグレードや素材、メーカー、さらには工事を行う浴室の状況などによって費用は大きく変動するため、より高額になるケースや、逆に安価に収まるケースも存在し、一概に断定することは難しいのが実情です。

浴槽の素材で費用はここまで変わる

浴槽の素材は、その耐久性、デザイン性、保温性、そして価格に大きく影響を与える要素であり、選択肢によって費用は大きく異なります。
最も一般的なFRP(繊維強化プラスチック)製の浴槽は、比較的安価で加工もしやすいため、初期費用を抑えたい場合に適していますが、表面の傷や経年劣化による変色などが生じやすい傾向があります。
一方、人工大理石製の浴槽は、美しい光沢となめらかな肌触りが魅力で、耐久性も高いですが、FRP製よりも価格は高くなります。
さらに、鋳物ホーロー製は重厚感と高い保温性が特徴ですが、重量があるため設置には注意が必要であり、価格も高額になる傾向があります。
ステンレス製は錆びにくく衛生的ですが、デザインの自由度はやや限定され、価格帯も中程度となります。

据え置き型と埋め込み型の工賃

浴槽の設置タイプによっても、工事費用、特に工賃は変動する可能性があります。
据え置き型浴槽は、ユニットバスの底部分に設置されるタイプや、床置き型で比較的容易に設置できるものなどがありますが、多くの場合、既存の浴槽からの交換であれば、比較的シンプルな工程で済み、工賃も抑えやすい傾向にあります。
対して、埋め込み型浴槽、特に在来工法で造られた浴室やマンションのインセット(埋め込み)タイプの浴槽を交換する場合、既存の浴槽を解体・撤去する手間が増え、さらに新しい浴槽を設置するための土台造作や配管の再接続、壁や床の補修・仕上げ工事などが複雑になることがあります。
そのため、埋め込み型浴槽の交換は、据え置き型に比べて工賃が高くなる傾向が見られます。

浴槽交換で追加費用が発生するケースとは?

水漏れ修理が必要な場合の費用目安

浴槽交換工事を進める中で、既存の配管の老朽化や接続部分の劣化が原因で、予期せず水漏れが発生してしまうことがあります。
このような場合、水漏れ箇所を特定し、配管の修理や交換といった追加工事が必要となり、その費用は状況に応じて数万円から数十万円程度を見込む必要があります。
特に、給湯設備や排水設備にまで影響が及ぶような深刻な水漏れの場合は、より広範囲な工事とそれに伴う費用が発生する可能性が高まります。
定期的な配管点検や、信頼できる業者による事前調査が、こうしたリスクを低減する上で重要となります。

断熱改修を追加する場合の費用

浴槽交換は、浴室全体の快適性を向上させる絶好の機会であり、このタイミングで断熱改修を検討される方も少なくありません。
例えば、壁や天井、床に断熱材を追加する工事や、浴室窓を断熱性能の高い二重サッシなどに交換する工事などが挙げられます。
これらの断熱改修工事には、断熱材の材料費や施工費が別途必要となり、工事内容によっては数十万円規模の追加費用が発生することもありますが、浴室の保温性が高まることで冬場の寒さ対策や結露抑制に繋がり、長期的な冷暖房費の削減効果も期待できます。

搬入経路確保のための追加工事費用

新しい浴槽を設置場所まで運び込む際、通路が狭かったり、階段があったり、あるいは建物の構造上、大型の浴槽が搬入しにくいといったケースでは、搬入経路を確保するために追加の工事が必要となる場合があります。
具体的には、通路の壁や天井、ドアなどを一時的に解体・撤去したり、あるいはクレーンなどを使用して外部から搬入したりする作業が考えられます。
これらの追加工事が発生した場合、養生費、解体・復旧工事費、特殊な搬入作業費などが加算され、数万円から場合によってはそれ以上の追加費用が発生することもありますので、事前に業者による詳細な現地調査が不可欠です。

まとめ

浴槽交換の総費用は、浴槽自体の価格に加え、素材の種類や設置タイプ、そして工事に伴って発生する可能性のある追加費用によって大きく変動します。
FRPや人工大理石といった素材ごとの特性と価格帯、据え置き型と埋め込み型といった設置方法による工賃の違いを理解することは、予算計画を立てる上で非常に重要です。
さらに、水漏れ修理、断熱改修、搬入経路確保のための追加工事など、予期せぬ費用が発生するケースも想定し、余裕を持った資金計画を立てることをお勧めします。
これらの情報を総合的に考慮し、ご自身のニーズと予算に合った最適な浴槽交換を実現してください。

お役立ちコラムの最新記事